講座でシベリウスを扱うことになって、資料を探しまくったけど、日本にはほとんどない。
あるにはあるのですが、シベリウスの一生を説明してくれている本が何冊か・・。
ベートーヴェンのように膨大な数えきれない文献を眺めて迷うこともない。
シベリウスの一生はある程度は分かるので、そういう本には発見があまりなく、右往左往。
あまり役に立たないだろうと思ったけどなんとなく気になっていた「シベリウスと宣長」という本。
ネットで購入したら、なんと家にあった。
以前に某名誉教授にいただいたものだった。
先生ありがとうございます!!(いまさらですが)

どうせ資料作成の役には立たないだろうと、深夜でそろそろ眠くなってきていたこともあり、さらによりよい眠りにつけたらと(眠気を強くするため)読み始めたら、一気に目が覚めた!
著者の音楽的教養は言わずもがな深くて広いものだとわかったが、その色んな視点からの鋭いけどそれをひけらかすようには感じさせないようなエッセイ的文章力!!
目が覚めるどころかワクワクして最後まで一気に読破してしまった。
久々に出会った良い本。
この本をもらっておきながら(おまけに新しく買ってしまって)、読みもしないで何年も放置していた自分がちょっとだけ情けない(笑)
出版社の方、もう一度出張の移動中に読みたいので、kindle版出していただけませんか?
そう思いながら、コーヒーを淹れて、余韻に浸っていたらもう朝の5時。
今から寝るか迷うところだけど、長くて良い1日だった。
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