ちょっと前のことですが、鍵盤楽器の巨匠、小林道夫先生のご自宅にお邪魔させてもらった時のことです。

先生のお宅は、何台ものチェンバロやスクエアピアノ、ベーゼンのフルコンなどたくさんの楽器の置いてあるすごいすごいお宅でした。

先生とおの話の中で、チェンバロの装飾音についてあれこれと質問をしていたら、もちろんたくさんお話ししていただき興味深いお答えをたくさんいただいたのですが、

チェンバロを弾かせていただけることになり、そのために、「朝早くから、林田さんがいらっしゃるから調律しておいたのですよ」とおっしゃっていただき、チェンバロの方に行かれたので、

まだ質問したかった私は、「先生、これは面白いぞという本はありませんか?」とお聞きしたところ、とんでもない数の蔵書の中からこの本を持ってきてくださいました。

「この辺なんか、とても興味深いですよ、読んでみたらいかがですか?」

と目次を見せてもらい教えていただいた第一章の「8音楽と響き」以降1章の終わりまで、

第2章の「4バロックの純粋な器楽における言葉と音の関係」をおすすめいただいた。

なんと、私ものその本は持っていたのですが、あまり内容の記憶がなく本棚の肥やしになっていたのです。

読んでみるとなるほど、なかなか結論の出ないことに対する「1つの解」が提示されていました。

私の漠然としたたくさんの質問を総括するお答えを、本の中から一気に引っ張りだしてしまう先生のお力に感服しました。

(たくさん質問ばかりしてすみませんでした。)

巨匠に質問をさせていただけるとのことで、気合を入れすぎました。

にもかかわらず、終始笑顔で柔らかいお声でお答えくださった先生、本当にありがとうございました。

先生の調律してくださった明るい音の方のチェンバロ(イタリアの楽器だったかな?)、素晴らしい楽器、欲しくていまだに散財心がうずきます(笑)

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